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地方生活の憂鬱 [戯言(日常)]

大学進学まで四国の田舎町に住んでいました。

上京して38年が経ちます。正直、首都圏での生活はストレスが溜まります。

でも、故郷には絶対帰りたくない!

何故か。

小学校の運動会の反省会で、「「万国旗」と言っているが、ソ連・東ドイツ・北朝鮮・中華人民共和国の国旗がなかったのは何故か?」と質問して以来、故郷では「要注意人物」扱いされているのがひとつ。

もうひとつの理由は、「アポなし訪問」です。

とくかく、親類・ご近所・両親の友人等々が事前の連絡なしに突然訪れることが頻繁にありました。

私が小学生時代には電話はほとんど普及していなかったと記憶しています。
(農村では「有線電話」というのがありました。スピーカから地域密着の気象・農事情報を流している間は通話できませんでした。)

私の実家は小学2年生の時に電話を敷設しました。

でも、電話するのはとても贅沢な事とされていて、小学校時代を通じて私が電話掛けたのは、たったの2回しかありません!

高校生になってからかな、電話することが当たり前になったのは…

何が言いたいかというと、昭和中期の電話連絡することが「当たり前」ではなかった時代に生まれ育った人々(特に地方人)は、事前の連絡なしに突然訪れることが当然のことのように感じられるのではないかと…

アポなしで突然訪問されること。

この事の是非を論じるのは大変難しいことだと考えます。

受け入れる側の事情により、突然の訪問が喜ばしいことであることもあれば、大変な迷惑であることもあります。

ただ、私個人は「アポなし訪問」があたり前のことのように受け入れられていた風潮には馴染めなかったです。

でも、マンネリ化しがちな日常生活を送っていると、故郷での「アポなし訪問」が懐かしく思える、そんな時もあるのですよ。
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