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最近の音楽界で生じた2つの出来事 [戯言(音楽)]

一つは森田童子さんの訃報。

森田童子さんは、「これだけ凄い表現者がいるのだから、私なんぞが出る幕はない!」と、高校生だった私に「音楽を通じて何かを伝えよう」という行為を断念させた一人です。

70年代中期の同時期、佐井好子。谷山浩子、山崎ハコなどの「個性的過ぎる」シンガーソングライターが他にも存在していたので、この人たちに圧倒されて、「私なんぞが出る幕はない!」と思い至っても不思議じゃないでしょ?

もう一つは、RADWIMPSの「HINOMARU」に対する反日勢力(?)からの抗議。

このバンドの立ち位置がよく分からなかった五十路にとって、下記リンク先は考えさせるところが多かったです。

RADWIMPSの HINOMARUを正しく聴いてみてよ

そもそも論として、「音楽を通じて何かを伝えよう」という行為自体に懐疑的な私に、「いや、そうじゃないんだよ!」と更なる探求の糸口となる問いを突きつけられたように思う。

なんだか「もやもや」した思いを抱きながらも、それを論述に組み立てるのは容易じゃないな。

ただ、音楽を聴く/創ることに対して、根本から考え直す必要をひしひしと感じている今日この頃です。
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